みなさん、こんにちは。
本日は、知りたいのに聞きにくい「介護脱毛」について、お話します。需要やメリットをご紹介し、少しでも介護脱毛の理解を深めていただけると嬉しいです。

介護脱毛とは?
「介護脱毛」とはいざ介護を受けるとなった時に、アンダーが長いと排泄時に不衛生になり、様々な肌トラブルを招く可能性があるので先にアンダーヘアを脱毛して介護に備えておくことです。
介護脱毛の需要は?
日本の人口は2008年をピークに2011年以降減少し続けていますが、65歳以上の高齢者人口は1950年以降増加し、2007年には超高齢社会(※)へと突入しました。高齢者の割合は年々上昇の一途を辿っており、2060年には人口の約40%が65歳以上になるといわれています。日本は、高齢社会の到来と同時に、医療や介護の問題の大きさが増し、介護を行う側は心身の負担が大きくなり“介護疲れ”といった言葉もでてくるようになりました。特に、毎日行う排泄介助は特に負担を感じやすいため、介護を受ける側はVIO脱毛をして備えておくことが、エチケットであるといった考えが広がっています。また介護される側もVIOを処理しておくことで、排泄時に毛が絡まる心配がなく衛生的であるなど双方にメリットがあります。
この観点からも介護脱毛の需要は大きいと考えられます。
(※)全人口に対して、65歳以上の人口が21%を超えると「超高齢社会」となります。
(参考;厚生労働省HP;https://www.mhlw.go.jp/index.html )
介護脱毛はそもそも必要なの?
“介護を受ける前のエチケットとして脱毛を受けること“となるので、介護前に備えるといった予防医療に近い考え方になります。
「いざ介護」となった場合、介護される側のムダ毛トラブル歳を重ねていくと徐々に免疫力が下がり、些細なことでも肌トラブルの原因となりえてしまいます。
肌の回復力も低下しているため、いったん皮膚のかゆみやただれが起きてしまうと治りにくくなり、長期間不快な状況が続いてしまう可能性もあります。
介護される時にアンダーヘアが長いままですと、以下のようなトラブルを引き起こすこともあります。
◇ニオイ
・・・不衛生な状況が続いて雑菌が繁殖し、ニオイがでる。
◇排泄物の付着
・・・オムツ着用での生活となった場合、排泄物がアンダーヘアにこびりつき、きれいに拭き取ることが困難となる。
◇タダレ、かゆみ、痛みなどの皮膚トラブル
・・・着替えのたびに何度も強く拭き取ることにより肌が損傷し、皮膚が赤くた
だれ、痒みや痛みの原因となる。
◇不衛生な環境
・・・状況によってはシラミの発生など不衛生肌環境を作る原因となる。
このような事態から守るためには、“事前にアンダーヘアを脱毛しておく“ことで簡単に対応ができるうえに、生活の快適度に大きな差がつきます。
介護で苦労したことは?
NHKのクローズアップ現代「介護の”あの悩み”を解決!?ケアの最新ノウハウは」において、介護で苦労したことの1位は排せつのケアで62.5%、2位は入浴で58.3%という数字が出ています。介護で苦労されたことの1位排せつ・2位入浴、共にアンダーヘアが関わっているのです。
また、番組内では“介護される側の苦悩”についても語られていました。
「今、全国で介護を受けている人は、600万人以上。こちらは介護をする人が苦労したことの上位3つなんですが、最も多いのが、排せつケアです。6割以上の人が挙げているんです。汚れやにおいの悩み、さらに、介護を受ける人にとっても、もどかしさ、恥ずかしさから、プライドが傷つく難しい問題です。オープンに話しづらいという意識もあり、多くの人が悩みを抱え込んでいます。」
引用(NHK):https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4035/index.html
では、具体的にアンダーヘアがあると、どのような点で困るのでしょうか。
◇排泄ケア
介護する側にとっておむつ交換は幼児と違い、身体の大きな大人相手は大きな負担となります。
介護者のことを思い入念に排泄物の拭き取りを行いますが、同時に介護者の身体を支えながらの作業でもあるためなかなかキレイに拭き取ることは難しく、介護する側にとっても体力的な負担が大きくなります。
◇入浴ケア
介護中の入浴も仮に週2〜3回程度と考えると陰部のニオイが発生する可能性もあり、介護する側の負担も大きくなってしまいます。
介護する側からすると、赤ちゃんのようにアンダーヘアがなかったらどれほど助かるか、と思うことでしよう。
このように介護時にアンダーヘアが処理されて言うことは介護する人・される人両方にとってのメリットがありますが、注意しなければいけない点もあります。次回も引き続き介護脱毛のトピックとし、介護脱毛の注意点をお話します。配信は、8/20(金)の21時です。
ぜひご覧ください。